出張の夏
今年は異常に暑かった夏の始まりとともに、北海道内を出張手術で駆け抜けた夏でした。
ほんの少しでも各地域の野良猫問題解決のお手伝いができたのなら幸いです。
北海道でも地域の各町内会や住民が主体となって野良猫問題に着手し、行政がそれをサポートする取り組みが広がりを見せています。
当日の手術会場は行政の施設を利用し、広々とした空間にボランティアや住民たちがお手伝いし、そして地域の獣医師も見学に来たりと、地域の人たちが気軽に参加していました。
普段、動物病院では手術風景をなかなか見ることができませんが、出張手術はオープンな空間でお手伝いしながら手術をのぞくことができます。
出張手術に参加して、各々がそこから何か感じ取り、ゆくゆくは地域住民が地域の獣医師たちと協力して、自分たちだけでできる取り組みに繋げていく、そのきっかけ作りをするのが自分たちの役割だと思っています。
そして動物病院のない地域では、定期的に出張手術に行くことで、少しずつでも不妊手術が浸透し、病院がないからといってあきらめていた野良猫問題を解決していくのも私たちの使命です。
「こんなやり方で野良猫問題は解決できるんだ!」という事をまずはいろんな場所で知ってもらうために、気軽に呼んで下さい!
やってみたい、自分もできるのかな、と思っている人たちの背中をそっと押し、一緒に寄り添って社会を変えていきたいです