10月の出張報告

10月もあっという間に終わりですね
朝晩の気温も氷点下にだいぶ近づいてきました
10月も各地の紅葉を目にしながら、道内を駆け抜けていました
10月の第一週目は函館と豊浦の手術でした。
函館では中心となる二人のスーパーボラさんが各地の猫の相談を一手に引き受け、捕獲もサポートしながら、2日間で59頭の手術を実施しました。
豊浦は7月に実施された第一回目の一斉手術で住民から野良猫が穏やかになったという反響があり、2回目の開催では56匹の手術をしました!
第ニ週目は地元江別の農家さんから猫が増えてしまったと当院に相談があり、ニャン友さんや酪農学園大学の先生や学生さんに協力頂きながら、74頭の手術を行いました。
そして第三週目は毎月恒例の北見でした。今回は55頭の猫が集まり手術をしました。
北見は猫活動が始まって3年目ですが、留辺蘂、温根湯、置戸、佐呂間、遠軽など個人が立ち上がり、仲間を作りながら地域猫活動が広がりつつあります。
これだけの数を手術するには、実際に手術するまでに、餌やりさんからの相談を集め、餌やりさんと一緒に捕獲の作戦を練り、早朝深夜かかわらず猫が現れる時間に捕獲を仕掛け、捕獲できてようやく術場に連れてくるというたくさんの人の手と膨大な作業があります。
それぞれが休みを使って、それぞれができることを持ち寄って協力があるからこその手術だと思っています。
ひとつの事にしか集中できない私にとっては、普段は全く別の仕事をバリバリこなし、家庭も趣味も大事にしながら、休みの日にこうして猫のために頑張るボラさんは、みんな何者なのかと不思議でしかありません
協力してくれている方に無理を強いているんじゃないかと不安になってしまいますが、「やりたいからきているんだ」いつもそんな言葉が返ってきます。
代表からよく言われる言葉があります。
「やらない理由はいろいろあるけれど、やる理由はただ一つ『やりたい』だけだ」
やりたいけれど自分にできるかな、そんな小さな声を拾い集めて、それぞれができる事で繋がって、それがいつか大きな力になるよう、みんなのやりたい思いを大切にしていきたいです。